SUBSIDY FOR ACCOMPANIMENT SUPPORT

機器の導入だけでなく、伴走支援にも補助金を使える場合があります。

令和8年度の介護テクノロジー定着支援事業と、医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業を例に、業務改善の伴走支援が補助対象になる仕組み、対象経費、注意点を整理しました。

Overview

「補助金=機器を買うもの」
とは限りません

介護・医療の補助金というと、見守り機器やICT機器など「モノ」の購入をイメージしがちです。しかし令和8年度の制度では、機器の導入と一体的に行う業務改善の伴走支援——事前の課題整理や、導入後の定着支援——も補助対象に含まれる場合があります。介護分野と医療分野では制度上の扱いが異なるため、それぞれ分けて解説します。

介護分野

「導入支援と一体的に行う業務改善支援」として、1事業所あたり48万円の基準額が定められています。

医療分野

独立した基準額はなく、ICT機器等の導入費用に付随する形で訓練費・効果測定費・外部専門家支援が対象になり得ます。

Nursing Care

介護分野:業務改善支援の基準額は48万円

令和8年度(令和7年度からの繰越分)介護テクノロジー定着支援事業では、介護テクノロジー等の導入と一体的に行う業務改善支援について、1事業所あたり48万円の基準額が定められています。

導入支援と一体的に行う業務改善支援

48万円

1事業所あたり(基準額)

補助率4分の5(=80%)
上限に到達する目安伴走支援費 60万円

48万円は基準額であり、一律に支給される金額ではありません。実際の補助額は「対象経費 × 4分の5」と「基準額48万円」を比較して、少ない方になります。48万円に到達するには、対象となる伴走支援費が60万円であることが一つの目安です(60万円 × 4分の5 = 48万円)。

この業務改善支援は、介護テクノロジー等の導入支援を受けるための要件になっています。介護テクノロジーを導入する場合、以下のいずれかを受ける必要があります。

  • コンサルティング会社等による業務改善支援(有償)——個別の契約に基づき支援を受ける方式。対象費用が補助対象になります。
  • 都道府県の相談センター等の活用(無償)——都道府県が設置する相談窓口への相談や、指定の研修受講による方式。

窓口の名称や研修内容は都道府県ごとに異なります(例:特定の都道府県が独自の「業務改善サポートセンター」を設置している場合があります)。

Covered Support

対象になるのは、事前評価から定着支援までの一連の支援

生産性向上に係る支援について知識・経験を有する第三者から、個別の契約に基づき、以下の支援を受ける場合に対象費用が補助されます。

01

事前評価(課題抽出)

介護テクノロジー等の導入前に、現場の課題や業務の実態を整理する評価を受けること。

02

業務改善への助言・指導

課題の整理を踏まえ、業務手順や役割分担の見直しについて、第三者から助言・指導を受けること。

03

事後評価(定着支援を含む)

導入後の効果を評価し、現場に定着するまで確認すること。導入後の定着支援を含む。

メーカーや販売店等による機器の操作説明は、対象としないことが実施要綱に明記されています。操作方法を教わるだけでは、業務改善支援の対象にはなりません。

Medical Field

医療分野:独立した基準額はなく、ICT導入費用に付随する形で対象

医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業には、介護分野のような「業務改善支援48万円」という独立した基準額は示されていません。ICT機器等の導入費用と合わせて整理されています。

補助の枠組み

  • 補助率は5分の4(国3分の2・都道府県3分の1)
  • 1施設あたりの補助上限額は8,000万円
  • 対象はICT機器等の導入費用と、それに付随する費用の合計

外部専門家支援の位置づけ

ICT機器等の導入費用に付随する費用として、訓練費用・効果測定費用が対象となり、業務効率化のPDCAを進めるために外部の専門家による支援を受けることも可能とされています。

ただし「導入するICT機器等の費用と比べて過大とならない範囲」で実施することが条件です(Q&Aで明記)。機器導入とかけ離れた規模の伴走支援費を単独で計上することはできません。

Sequence Matters

この制度自体が、「機器を決める前に」を前提にしています

介護・医療いずれの制度も、機器の導入を単独で切り出さず、業務改善の計画・評価とセットで進めることを前提に設計されています。

介護分野

介護テクノロジー等の導入支援を受けるには、事前評価・課題抽出を含む業務改善支援を受けることが要件です。機器だけを先に決めてしまうと、この順番が崩れます。

医療分野

対象医療機関になるには、管理者を委員長とする業務効率化推進委員会の設置と、業務効率化計画の作成が要件です。ICT機器の導入は、その計画の中の一つの手段として位置づけられています。

現場を理解し、階層ごとのゴールをつなぎ、業務手順を見直したうえで、必要なテクノロジーだけを選ぶ——Voiciaがもともと大切にしている進め方は、この制度が求める順番とも一致しています。

Voicia's Role

Voiciaは、補助金申請書の作成代行会社ではありません

Voiciaが提供するのは、現場課題の可視化、業務改善、ゴール設定、委員会支援、導入後の効果測定・定着支援です。制度が求める「事前評価→助言・指導→事後評価・定着支援」という流れに沿った、現場の伴走支援を行います。

現場課題の可視化

現場訪問、職員アンケート、タイムスタディで、実際の業務と職員の声から課題を整理します。

業務改善

業務手順や役割分担を見直し、テクノロジーが機能する状態を先に整えます。

ゴール設定

経営層・管理者・現場職員それぞれのゴールを整理し、組織共通の目標につなげます。

委員会支援

生産性向上委員会・業務効率化推進委員会の運営を、形骸化させずに支援します。

効果測定・定着支援

導入後の業務時間・職員負担・効果を測定し、委員会での振り返りと定着まで伴走します。

制度要件の整理

業務改善計画や委員会体制など、制度が求める要件を現場の実態に合わせて整理します。

※ Voiciaの支援が、各制度が定める「コンサルティング会社等」の要件(知識・経験を有する第三者としての要件を含む)を満たすかどうかは、都道府県・制度ごとの個別確認が必要です。補助金の採択・交付を保証するものではありません。

Before You Apply

制度活用時の注意点

  • 各都道府県の公募要領、審査、予算、募集時期によって取扱いが異なります。
  • 補助金の採択や交付を保証するものではありません。成果が認められない場合、返還を求められることがあります。
  • 自治体によっては、交付決定前に契約・購入したものが補助対象外となる場合があります。
  • 業務改善支援の実施者が制度上の要件(コンサルティング会社等)を満たすかどうかは、都道府県ごとの確認が必要です。

本ページで紹介した介護テクノロジー定着支援事業・医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業は、いずれも令和8年度(2026年度)時点の情報です。自治体ごとに公開時期、補助率、補助対象、申請要件が異なります。申請前には必ず各自治体の公式ページ・募集要項・実施要綱をご確認ください。

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